物理の話– category –
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物理の話
ブラウン運動とは何なのか? ブラウンの発見とアインシュタインの定式化
ブラウン運動とは、微細な粒子が液中で不規則に動くもので、分子の存在を示す証拠として中学の理科の授業でも習います。 実はブラウン運動が発見されてから、分子によるものと認められるまで約80年もかかっています。 一見当たり前のように思えることが認められるまで、何故これほどの時間が必要だったのでしょうか。 その裏側をのぞいてみましょう。 -
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マイケル・ファラデー 数学ができない?天才物理学者
物理学者と言えば、幼い頃から神童と呼ばれ、バリバリに数学ができる人というイメージがあると思います。 しかし、そのイメージを覆す物理学者がいます。 "マイケル・ファラデー" ファラデーの法則、ファラデー定数などに名を残した偉大な化学者、物理学者です。 -
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エントロピー増大の法則は、乱雑になる方向に変化するというものではない
エントロピー増大の法則という法則を聞いたことがありますか? 一般に「物事は乱雑になる方向に進む」とか「秩序だった状態から無秩序の状態に進む」という法則だと説明されているものです。 でも、この表現はかなり誤解を招くものです。 ウェブサイトをみても、実際に多くの人が誤解しているような気がします。 そこで、エントロピー増大の法則によくある間違いを、説明してみましょう。 -
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フーコーの振り子の実験とは? 地球の自転を証明した非公認科学者
フーコーの振り子の実験を知っていますか? 振り子を使って地球が自転していることを証明した有名な実験です。 この実験を行ったフーコーは、科学に関しては素人として扱われていましたが、それまで誰も思いつかなかった着想で地球の自転をはっきりと示したのです。 当時の背景などを踏まえて、なぜフーコーが大偉業を達成できたのか見ていきたいと思います -
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飛行機が飛ぶ原理はわかっていないというのは本当か?
「飛行機が飛ぶ仕組み、理由は、まだわかっていない」 そういう話を聞いたことはありませんか? この飛行メカニズム不明説はウェブサイトでもよく目にします。 でも現代科学でも説明できないというのはちょっと信じがたい気もします。 実際のところはどうなのでしょう? -
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ヘクトパスカルとは? 天気予報で聞く気圧の単位を分かりやすく説明
「台風〇〇号の中心気圧は、950ヘクトパスカルです」というように、天気予報で「ヘクトパスカル」と言葉が使われているのを耳にします。 「ヘクトパスカル」とは一体何... -
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低気圧とは? 温帯性低気圧と熱帯性低気圧は何が違うのか
「低気圧が近づくと雨が降る」 それはわかっていても、低気圧とはどんなもので、なぜ雨が降りやすいのか、どんな種類があるのか、そこまでは知らない人も多いと思いのではないでしょうか? そこで、その低気圧について、わかりやすく説明してみましょう。 -
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なぜ月はいつも同じ面を地球に向けている?月の自転と公転の周期が一致している理由
地球から月を見ると、いつ見てもウサギが餅をついているような模様がみえます。月はいつも同じ面を地球に向けているのです。 これは月が地球の周りを回る公転と、月自身... -
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遠心力とは? 反作用遠心力(Reactive centrifugal force)を知るとわかりやすい
英語版のWikipediaに ”Reactive centrifugal force" という項目があるのを見つけました。日本語にすると「反作用遠心力」といったところでしょうか。 Centrifugal force... -
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台風の目とは? 中心だけが晴れる不思議な仕組みをわかりやすく説明
台風の中心にある雲も少なく雨も降らない場所、台風の目。 中心に近づくほど風雨が強くなる台風、その一番中心が晴れているという不思議な現象はなぜ起きるのでしょうか? 台風になぜ目ができるのか、目の部分だけなぜ晴れているのか、その仕組みを簡単に説明してみます。 -
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応力緩和とは何か? 内部応力、残留応力とは? わかりやすく説明してみる
応力緩和という言葉を聞いたことがありますか? 物質の挙動のひとつで、粘弾性学という分野で使われるものです。 今回は、この応力緩和について説明してみたいと思います。 また、応力緩和を人の心に例えてみました。 -
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土星の環はなぜ安定して存在できるにか?気体の分子運動との不思議な関係
大きな輪が印象的な土星。その土星の環と、気体の分子運動、どう考えても全く違うものですが、このふたつの間には大きな関係があるのです。一体どのような関係があるのか、それを見出した大科学者とともに見ていくことにしましょう。