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具体例でみる熱力学3/取り出せる仕事の最大値
前回から読む最初から読む 具体的な例で説明する熱力学の第3回目です。ここまで、水と水溶液の混合を例に、熱力学第一法則と第二法則の序論を説明してきました。 溶液を希釈するという単純なことでも、上手くやれば仕事(力学的なエネルギー)が取り出せ... -
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具体例でみる熱力学2/熱力学第二法則への入り口
前回から読む 具体的な例でみる理論的でない熱力学の第二回です。前回の記事では、水と水溶液の混合を例にして熱力学第一法則を説明し、そこに大きな問題が隠れていることを示唆しました。 今回は、その問題点を明らかにしていきましょう。 【前回のおさら... -
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具体例でみる熱力学1/熱力学第一法則ってなんだ?
よく熱力学はわかりにくいと言われます。抽象的な説明が多い、何を目的としているのかわからない、どう応用するのかわからない、「 ふわふわしてつかみどころがない」説明が多いからでしょう。 ということで「具体的な例から出発すればイメージがわきやす... -
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エントロピーは配置と運動量に分けて考えていいのか?
以前に” エントロピー増大の法則は、乱雑になる方向に変化するというものではない“という記事を書きました。 このサイトの中では反響の大きい記事なのですが、これは「エントロピーとは乱雑さを表すものだ」というイメージしかない人が陥りがちな点を感覚... -
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続 熱力学第二法則が進化論を否定するって本当? 情報量を考えてみる
前の記事(熱力学第二法則が進化論を否定するって本当?)で、生物の持つ情報とエントロピーの関係について述べましたが、読み返してみると「生物は、情報量が多いのでエントロピーが大きい」と主張しているように受け取れられそうな気がします。 そんな... -
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熱力学第二法則が進化論を否定するって本当か?
「進化論は熱力学第二法則に反している」 そう主張する人たちがいます。 「熱力学第二法則は、秩序だった状態から無秩序な状態に一方的に変化することを示している。生物が進化によってより精巧で秩序だった状態になるのはこの法則に反する」 という主... -
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特許を取得できる発明は凄い発明か?
「特許出願中」「特許第○○○号取得」というように、商品の宣伝に特許が使われることがよくあります。確かに、そう書いてあると信頼できそうな気がするのも事実です。 しかし、安易に信用するのは危険です。 おそらく、「特許出願中」も「特許第○○○号取... -
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内部エネルギーの絶対値は? 熱力学と相対性理論の結びつき
物質には運動エネルギーや位置エネルギー以外に、動いてなくても持っているエネルギーがあります。熱力学でいう内部エネルギーです。 しかし、熱力学の範疇では、内部エネルギーゼロの基準を決めることができません。 もし、内部エネルギーがゼロにな... -
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科学理論の確からしさはどう決まるのか?
【科学の確からしさとは?】 科学理論は仮定に過ぎない ある科学理論が正しいということを、完全に証明することは不可能です。当たり前です。科学理論は、数学ではありません。数学的に正しくても、現実と違えば科学理論としては間違いです(数学ですら... -
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力学的エネルギー保存の法則の威力
【保存則を使えば簡単になる】 力学的エネルギー保存則を使って問題を解く 力学的エネルギー保存の法則は、物体の運動エネルギーと位置エネルギーの合計は変化しないというものです(以前の記事(エネルギー保存則とは何か?熱力学第一法則を理解するた...