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Google砲、Discoverおすすめ記事は、弱小ブログにも直撃するという事実

ブログを運営している人なら、Google砲という言葉を聞いたことがあるでしょう。

大きなニュースサイトや有名なブログだけしか関係ないことだと思っていませんか?

そんなことはありません。

作ってから3か月も経っていないこのブログでもGoogle砲の恩恵を受けました。

そう、Google砲は弱小ブログに着弾することがあるのです。

目次

Google砲とは一体なに?

Google砲というのは、Googleおすすめ記事(Google Discover)に掲載されてアクセスが一気に増えることを指します。

Google Discoverというのは、スマホのGoogleアプリや、Chromeで新しいタブを開いたときに表示される「おすすめ記事」のことです。

*Googleアプリだとこんな感じ

Googleアプリ


*スマホ版Chromeだとこんな感じ

google-chrome

ユーザーの閲覧履歴などから、興味に沿った記事を選んで表示させるという仕組みです。

Google砲掲載の条件は

どんな記事がGoogle砲の対象になるのか、その条件を調べてみました。

まずはGoogleが公表している内容をみてみましょう。

ユーザーの関心に沿った記事

Googleの「Search Console」→「Google Discover」の項には、このように書かれています。

Discover のコンテンツは、アルゴリズムを使って、ユーザーが関心を持つ可能性が高い順にランク付けされます。コンテンツのランキングは、記事の内容とユーザーの興味や関心がどの程度一致するかに基づいて決定されます。

(中略)

コンテンツの品質に加え、ページの内容とユーザーの興味や関心がどの程度一致するかがアルゴリズムによって判断され、Discover コンテンツがランク付けされます。
Google Discover

アルゴリズムを使って、ユーザーが関心を持つ可能性が高い順にランク付けされ

記事の内容とユーザーの興味や関心がどの程度一致するかに基づいて決定されます

ということです。

また「コンテンツの品質に加え」と書かれていることから、品質の評価も行われていることがわかります。

Googleの検索の「キーワード」や「検索意図」を、「ユーザーの興味」に変えたようなアルゴリズムのようです。

その他の条件

その他、Google砲に載りやすい条件も書かれています。

高画質でサイズの大きい画像(幅が 1,200 ピクセル以上)を使用してください。
この高画質の画像をユーザーに表示する権利が Google にあることを保証してください(AMP を使用するか、または、こちらのフォームに記入して、Google のオプトイン プログラムへの参加を申し込む必要があります)。
Google Discover

まとめると、

  • 高画質でサイズの大きい(幅1,200 ピクセル以上)画像を使う
  • AMP(Accelerated Mobile Pages)を使用する
  • Google オプトインプログラムへ参加する

これが掲載されやすい条件のようです。

とは言っても必須条件ではありません。

このブログでは、サイズの大きい画像は使っていませんし、AMPも導入していませんし、オプトインプログラムへも参加していませんでした。

それでも掲載されましたので。

Google砲掲載の経験から考える掲載条件

この記事を書いてから何度かGoogle砲に掲載されました(2019年9月現在で9回)。

その経験から、どんな場合にGoogle砲に載るのか考えてみました。

Google砲に掲載された記事の共通点は、

SNSで拡散されたこと

です。

特に、はてなブックマークとツイッターの影響が大きいようです。

それも、じわじわ広がるのではなく、一気に拡散された場合にGoogle砲の載っています。

Google砲を狙うには、

シェアしたくなるような記事を書くこと

これが一番だと思います。

Google砲の確認の仕方

アクセス解析

急にアクセスが増えたと思ったら、Google砲の可能性もあるので確認してみて下さい。

と言ってもアクセス解析を見ても、わかりにくいので解説しておきます。

Google Analyticsでの確認

Google Analyticsでは、googleapis.comというリファラーがGoogle砲からのアクセスを示します(ワードプレスのJetPackなどでも同じです)。

googleapis

この図の3番目のヤツです。

でも、この数字だけを見ていてはGoogle砲の威力はわかりません。

Google Discoverからのアクセスの大部分は、”direct”に分類されてしまうのです。

そのため、directの訪問者が非常に多くなる(上の図では50%以上)のが特徴です。

サーチコンソールでの確認

少し時間を置けばサーチコンソールで詳細を確認できます。

GoogleDiscoverに掲載されると、サーチコンソールに新しメニューが追加されます。

その名も ”Discover” 。

discover

この項目がGoogle Discoverに載ったという証です。

そして、そこを開くとDiscoverからのアクセス数などを見ることができます。

Google砲

このブログでは、今まで3記事がDiscoverに掲載されましたが、その表示回数やアクセス数には大きな差がありました。

多い記事と少ない記事で一桁も違うのです。

長時間、多くの人に上位表示された場合と、短時間、少人数に下位表示された場合では、そのくらいの差が出るのも当然かもしれません。

多くの人が関心を寄せている分野で、上位掲載されればとんでもないアクセスが期待できるはずです。

※サーバーがダウンするくらいという噂も。

その分、ライバルも多くて難しいでしょう。

このブログみたいに少しマニアックな分野の方が、掲載される可能性は高いのだと思います。

そのかわり関心を寄せる人が少ないので、表示回数やアクセス数も限られていしまいます。

それでも、弱小ブログにとっては通常のアクセスの3倍という信じられない成果になりました。

一応対応しました

公開して3か月足らずのブログでも、Google砲に遭遇することができました。

どんな記事を書けば、Discoverに掲載されやすいのかはわかりませんが、打てる手は打っておくことにしました。

まずは、アイキャッチに幅1200ピクセル以上の画像を使うこと。

これまでの記事の画像を差し替えるのも大変なので、これから投稿する記事には大きな画像を使うことにしました。

そして、とりあえずGoogle オプトインプログラムへ参加しました(AMP対応は表示崩れなどがあるので)。

オプトインプログラムの参加フォームはこちらなので、念のため参加しておいたらどうでしょうか。

Googleが画像をユーザーに表示することに同意しますよ、という意思表示なので、拒否する意味もありません。

もしかしたらGoogle砲に遭遇する可能性が、少し上がるかもしれません。

*追記2019年9月26日現在、Google砲を9回受けました。


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